TAB 多読 -tadoku and beyond!-  

いっぱい読んでたっぷり聞けば、英語はかって出てきます!

  

2013/10/20

どうして高校になっても英語の勉強「ばかり」するのですか?

義務教育の中学で英語の基礎を勉強したら、
次の段階の高校では、英語を「使って」「何か」をすればいいのではないか?

という話を高校の英語の先生にすると、いつも鼻で笑われてしまいます。
でも、昨日も高校生からアドバイスを求められたり、
buddyブログの記事に、気になることが書いてありましたので、
もう一度、私の思い描く高校での英語の授業の姿を書き留めておきます。

日本の学校では、中学、高校、大学と、ずーっと英語を勉強しますよね?
でも、英語の使える日本人はごくわずか。
これって、異常だと思いませんか???
大学まで合わせると全部で10年間とか勉強するんですよ!?
そして更に、社会人になっても勉強をする人が多い。
限られた人生の10年もの間、英語の勉強をするのに、
英語はできないっていう人ばかりの日本。
根本的に何かが間違っている、というより他にないと思うのです。

(こういうことを言うと、
「年数は長いけれど、時間数が少ないからだ」というのが、専門家の方から出る反論でしょう。
本当にそうでしょうか?
くだらない英語のドリルやテストのために費やす時間を合わせたら、
相当な勉強量になるのではないでしょうか?
もういい加減、そういうこじつけは、やめにしましょうよ。)

日本人が英語が使えないのは、
「勉強」ばかりして、
「頭でっかち」になって、
英語は「難しい」と思い込んで、
「間違う」ことが恥ずかしくなって、
「自信」を失くしていく。
その結果、使えなくなるのです。

勉強するのが悪いと言っているのではないのです。そうではなくて、
学びが自然に起こるような授業を展開するのが、先生の仕事ではないでしょうか?と問いたいのです。

*****
では、どうするのか?
例えばこんなのはどうでしょう?

「生徒の興味に合わせて、様々なプロジェクトを立ち上げ、
2年半ぐらいかけて完成させる」

学年はとっぱらってしまって、生徒をプロジェクトによって振り分けるんです。
「映画作り」「マンガ・アニメ製作」「ロボコンに挑戦」「世界を旅する」
「世界の歴史」「世界の食卓」「数学の世界」「小説を書く」
「スピーチのプロになる」「ミュージカル」等々。
そして3年の文化祭などで、その成果を発表なりする。 

このようにすれば、まったく関心の持てない話題を教科書で読んだりするより、
ちょっとでも興味があれば、英語の資料を読むのもそこまで苦ではないでしょう。
明確な目標があれば、can-doリストなんてむなしい目標をたてなくても、
どの程度の英語力が必要になってくるのか、生徒にだってわかるでしょう。
先生も、いろんなことに挑戦するわけですから、わからないことが出てきてあたりまえ。
自分の今の英語力に不安があっても、生徒と一緒に学んでいく姿勢があればいい。
*****

と、こんなことをずーっとずーっと前から、知り合いの先生には話しています。
でも、返事はいつも同じ。
「それ、無理。だって、そんなことのできる先生はいないから。」

まあね、そうですよね。

でも、だったら、やっぱり、前にも書きましたけれど、
受験勉強とか、文法とか、発音に興味があるといった、
言語オタクな先生はもう大勢いるんだから、
全く別な分野で活躍している人を先生に採用する必要がある。
そんな道が開けてくると学校英語は変わるんじゃないかな。。。


(ちなみに受験は、最後の半年間、社会に出ていく準備としてガッツリやる、
それでいいじゃないですか。早くから受験対策やっても、だらけるだけですよ。)

(アメリカでもテストプル?pullが問題になってますね。)

5 comments:

  1. 初めてコメントさせていただきます。まさに私が考えていたことが表現されている記事を見て、コメントさせていただきたいなあと思った次第です。
    先日、我が家の中三の息子が志望している高校のオープンスクールがあり、授業をみることができました。そこは、県立の中では5番以内に入る進学校です。1年生の「英語表現」という授業に興味があり、参観したのですが、宿題となっていたであろう「分詞構文」の問題を順番に生徒が端から当てられ、答え、先生が解説するという内容で、10人ほどの生徒が答えを発表して終わってしまいました。それ以外の子供たちはこの1時間の間に1語も英語を発していないという授業に「英語表現って・・」と思わずつっこみたくなりました。
    渡り廊下にはキムタツ先生が来校されたときのブログのコピーが貼られ、ユメタンに熱心に取り組んでいる学校ということで紹介されていました。家から一番近いということで私も息子に熱心に勧めていた学校なので、とても複雑な気持ちで学校を後にしました。
    中学で基礎を勉強した後、高校以降は英語を使っていくという考えに激しく同意します。

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  2. 高校の教員です。Buddyブログ書いています。おっしゃるとおり、ほとんどの進学校、進学校でなくても多くの学校では「英語表現」の授業は、文法ばかりやっています。完全な学習指導要領無視が平然と行われているのです。教科書をほとんど使わないこともあります。実は、私も授業ではほとんど使わないので大きなこと言えませんが、私の場合はまったく逆の方向で「使わない。」のですが。2つ前の学習指導要領では「オーラル・コミュニケーションA,B,C」というのがあったのですが、そのときもオーラルの授業は文法をやる学校がほとんどでした。業界では「オーラルG(Grammar)」という冗談もあるほどです。逆に英語表現やオーラルで文法やっていない高校探すほうが難しいのではないでしょうか。

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  3. ちるりん様、コメントをありがとうございました。宮西です。
    実は、うちも今まさに同じ状況に置かれています。(少しぼやかしていきますがご了承ください)
    東京都と地方都市では違いがありますので一概には言えませんが、進学重点ということを謳っている学校を選ぶときには注意が必要かもしれません。 中には生徒の自主性を重んじて(というより、もともと優れた生徒ばかりが集まっているから先生の出番がない、先生にも余裕がある)、適度な教育がなされる学校もあるようですが、最近多くなっているのが、高1のはじめから、英語であれば単語集や構文集を渡して、ひたすら機械的な「暗記」を強制する学校ではないかと心配しております。そんなこともあって、うちではほどほどな学校を選択する方向で考えています。 子どもにとって、学校の先生の言葉に逆らって別の方法をやるというのは、とても難しいんだと思います。ですから、子どもについては、学校英語に塗れることになっても仕方がないと諦めています。ただ、別にこれもそこまで悲観的になる理由はなくて、将来20代前半あたりまでに英語の必要性に目覚めれば、例えば私ぐらいの英語力は身につけることは難しくないので、ほどほどに世間様には従っておきましょう、というスタンスでおります。
    が、やっぱり社会に向けては、誰かが、若い人の能力を最大限に生かした英語教育をしてほしいと訴え続けないと、本当にヤバイ状況が進んでいるのも確かです。
    もしできましたら、学校見学で感じられたことなど、またコメントをいただけるとありがたいです。

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  4. It was my first time to post my comment on a blog. I felt a little nervous to express my point of view even in Japanese. So I'm very glad that two of you replied to my comment. I also enjoy your buddy blog and the e-book by Ms Miyanishi.

    We need to doubt common sense,right?
    A "Good school" is not always a good school.
    I support my son to decide his way by his own idea, not by other's idea.
    (I know It's very difficult.)

    When he really needs English in the future, I'll give him the e-book by Ms Miyanishi.
    He doesn't have to "study" English.
    Now I really enjoy listening to English news on the web, watching "Ugly Betty" on Dlife and reading English books.
    I chat with my friend from Malaysia through FB.

    I'm looking forward to reading your new post.

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  5. Thank you very much for leaving the comment again, this time in English! Seriously, I felt like jumping into the sky when I found your comment waiting for my confirmation. The thing is that I've been wondering after I wrote this 勉強ばかり post if I should write one more post with the same theme. Now I made up my mind, thanks for your comment, that I'll be writing another post about the reason why I have to strongly suggest that high schoolers don't need to *study* so much, but should be allowed to pursue the way to *use* English in high school.
    BTW, I'm wondering if you have a twitter account that I can follow and talk to you directly, or you could send a mail to this blog's mail account: tadokuoffアットマークgmail.com, since I may have things to tell you a bit more from my own experience about how tadoku like learning can spur the ability of young people, which I refrain from talking about on the blog not to agitate young parents unnecessarily. Thank you again and I'm so grateful to have this opportunity to talk with you. Miyanishi

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