TAB 多読 -tadoku and beyond!-  

いっぱい読んでたっぷり聞けば、英語はかって出てきます!

  

2013/09/11

親子で英語① 小学校英語

読者の方から、子どもと多読についての質問を受けました。
質問の内容は、多読についてのHow Toでしたが、
How To の前にお話しておきたいことがいくつかありますので、
何回かに分けて投稿してみようと思います
今日は、小学校英語。


ついに小学校でも、外国語活動としての英語が広く導入さて、
教科化も検討という段階にきたようです。
小さな子どもを持つお母さんたちにとったら、
何もせずにボヤボヤしていたら、子どもは大きく出遅れてしまうんじゃないかと、
あせってしまいますよね。その気持ち、よーくわかります。

私は、小学校での英語教科化には断固反対です。
国際教育の一環として英語に親しむことは、一律に全国の小学校で行っても問題ないでしょう。
しかし、英語教育の全てが彷徨い混迷の中にある今、
もし小学校で教科化ということになれば、
間違いなく、全体としての日本人の英語力は、低下します。

思い出してもみてください。
「ゆとり」の意図している主旨なり方針を、ちゃんと国民に説明することなく、
見切り発車してしまった「ゆとり教育」が、どういう結果に終わったのかを。


何のポリシーもなく、語学産業に引っ張られるような形で、英語を教科にしてしまったら、
小学生の段階で、英語が嫌いになる子どもが続出するでしょう。
中学に入って本格的な学習が始まっても、英語には新鮮味も夢も、何も感じない。
そんなはずはない、早くからやったほうが効果があるに決まっている、
そう思われる方がいらっしゃるようなら、どうぞ、ご近所の小学校を訪問して、
英語活動の様子をご自身の目でご覧になってください。

授業公開日ではだめですよ。
公開授業というものは、先生が時間をかけて準備した成果ですから、
普段の授業でも同じことをするなんて、不可能なのです。
また、実験校のように、万全な体制を整えてから実施している学校の授業を見ても参考にはなりません。
フツ―の小学校には、予算も人材も設備も素材も、何もないのですから。

小学校で英語を取り入れたいのなら、なにも教科にしなくたって、
予算もかけなくたって、地域の力を借りれば、できることは山ほどあります。
給食タイムや休憩時間に、英語の歌を流すのもよいでしょう。
社会科の中に、組み込むことだってできます。
音楽でも、簡単な「流行の」英語の歌であば、小学生は文字の導入なしに、フィーリングで歌います。
運動会では、ソーラン節ばかりでなく、英語の歌でも踊ってみるのはどうかな。
読み聞かせ活動があるなら、英語の絵本も取り入れてみるといいでしょう。
どこの小学校にも、簡単な英語の絵本であれば無理なく読めるよ、という保護者の方はいらっしゃるものです。そういう地域の力を活用すれば、無駄な税金はかかりません。



多少英語ができたところで、日本語があやふやでは、社会に出たときに役に立ちません。
「日本人」というアイデンティティーを捨ててもいいというのであれば、
ご自由に英語でも別の言語でもされたらいいでしょうが、
将来、「日本人」として世界の人達と交わっていきたいのであれば、
義務教育の小学校段階で優先すべきは、英語ではなく国語です
予算があるのなら、小学校ではなく、中学校の英語教育を充実させてください!
全国の公立学校、公共施設、図書館に、あらゆる種類の英語の本、マンガ、アニメ、朗読、DVD、音楽、雑誌などを揃えて、多読・多聴ができる環境を整えてください!


(というのが、すでに小学校を卒業した二人の子もつ、MrsMaloneの意見です。)

なお、小学校英語を推進なさっている教授さまの英語力のことで、
以前ちょこっと書きましたので、興味がある方はこちらもどうぞ

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