TAB 多読 -tadoku and beyond!-  

いっぱい読んでたっぷり聞けば、英語はかって出てきます!

  

2013/09/19

親子で英語④ 最後に

親子で多読のことで、もう少し書くつもりでいましたが、
ネットでその様子を調べたり、これまでに実際に見聞きした親子の方を思い出すと、
やはりhow to的なことを書くのは、とても罪が大きいような気がしてきましたので、
あと少し、これだけは心にとどめておいてほしいことを述べさせてもらって、
親子で多読の話は幕を下ろそうかと思います。
 
(何度も言いますが、ネットの情報を鵜呑みは危険です。
誰も失敗例を世間に知られたいとは思いませんからね。
ネットにあるのは、うまくいった話だけです。
その何倍も、何十倍も、もしかしたら何百倍もの行き詰ってしまったケースがあるのが、
英語習得がらみの話でしょう。)
 
 
みなさんのご家庭では、日本語の読み聞かせはやっていますか?
もう日常のことになっているのなら、そこに英語の絵本を1冊加えてみる、
そんなところから始めてみるといいですよ。
絵本はいきなり買ったりせずに、図書館を利用しましょう。
読むときには、多少わからない単語があっても、そこはスルーして、
英語っぽい読み方でなくてかまわないから、お父さんお母さんが読んであげることです。
英語がわからないからといって、CDを読み手の代わりにしているようでは、
一番おいしいところを味わうことはできませんよ。
 
(なーんて、読み聞かせをしようね!って呼びかけていますが、
その実我が家では、日本語の読み聞かせなどまったくしなかった娘のほうが本好きになり、
夢中になれる本やシリーズが見つかった時には、何時間でも読書しています。
ところが、幼児期にたっぷり読み聞かせをした息子はというと、読むのはマンガだけ。
まったく本には手が伸びません。
というように、模範的なことをしたら期待した結果が得られるっ・・・てもんではない、
だからこそ子育ては面白いのですよね!)
 
 
うちでは娘が小学校低学年の頃、ORTをよく読みました。
下の息子にばかり私の注意が向くようになっていたので、
日に30分ぐらいは、お姉ちゃんだけに愛情を注いであげたいよな、
そんな気持ちと英語の読み聞かせがドッキングしたような感じで。
そうすると、実際に私が読み聞かせ、娘が自分でも読んでみるというのがまあ5分程度、
あとの時間は、娘がストーリーをきっかけにおままごとを始めたりして、
私はそれを見ておくだけ、という親子で多読になりました。
私がいろいろ働きかけたというわけではないのですが、
娘がかってに本の世界を存分に楽しむようになったという感じです。
  
同様に息子には幼児期に日本語と英語の絵本をよく読み聞かせしました。
が、
小学校に上がったら、ランドセルを玄関先に投げだしたら、
そのままお友達と外遊びにいってしまう、そんな感じだったので、
自然と読み聞かせタイムは消失しました。
まあ、もう少し頑張って続けていればよかったかなと思わないでもないですが、
自分や娘の経験から、
英語が今すぐ「必要」ではない、「必要性」を感じる家庭環境にないそんな我が家では、
小さいころから英語をやらなくても、中高大と大きくなって、本人が自覚さえすれば、
専門分野のことは英語で支障なく仕事ができる、
そういう英語ユーザーにはなれると思ったので、
無理をしてまでやることはないかといった感じでした。
 
今、息子は中3ですが、
ごくフツ―に学校で英語を学んで、半年弱、く〇〇にお世話になって、それだけですが、
この本の文章を読んで問題に答える程度であれば、辞書も使わず苦労せずにやれるので、
WHAT A WORLD 1 : SB
WHAT A WORLD 1 : SB  
和訳しないとわかった気になれないとか、そういう歪んだ英語の学び方をしていない限りは、
将来につながるんではないかと思っています。
 
姉のほうはというと、もうすぐ進学か就職か決めないといけないのですが、
就職先には、当然のように外資系を候補に入れています。
理系に進んでいますので、自分の興味にあった技術開発や研究ができるのであれば、
どこの国に住むことになってもいい、そう思えるぐらいの英語力や自信は身についています。
親子多読をやってみてよかったことの一つは、英語力云々みたいな枝葉ではなく、
この記事にあるように、グローバルという割にはinward-lookingな日本の社会の中にあって、
いろんな可能性にトライしてみようという夢を抱けるっていう、そんなことかもしれません。
 
 
次にORT(Oxford Reading Tred)のことです。
親子で英語をする人の間だけでなく、次第に学校でも使われるところが増えてきましたね。
私も、この絵本に出会わなければ、親子で多読することはなかったと思います。
自分の子どもだけでなく、少しお世話した小学生3人、友人のお子さん、
みんなORTは大好きでした。
学校英語で苦労することがないようにということであれば、
このシリーズを小学生の間にじっくり楽しむことで、もう十分すぎるほどです。
 
(でも、中学高校でこのシリーズを活用するというのは、相当な工夫が必要かなと思います。
幼児、小学生であれば、ORTの世界にはスーッと入り込めるでしょう。
でお、思春期にあたる子どもたちに、マンガやアニメで育つ日本の中高生にORTといのは、
ちょっと安直すぎやしませんか?と思うのですがどうでしょうか?
学校で多読を考えていらっしゃる先生には、よーく研究してからORTを取り入れてくださいねと、
ちょっと脅かしておきます。
事実、近くの私立高校ではORTを取り入れたものの活用の仕方がわからなくて、
図書室の棚に眠ったまま。
結局、単語集で努力して暗記といった従来型の学習方法へ戻ってしまったそうです。)
 
 
ここで、どう英語と親しんでいくのかですが、
「読み」からはいることがどのお子さんにもピッタリくるわけではありません。
うちの子どもの場合でも、1回読み聞かせをしただけで姉は読めるようになった本が、
息子の場合だと3,4回ぐらいかかる、という差が見られました。
ですので、子どもさんにあった学び方なのかどうか、
そういうことにも注意されるといいかもしれません。
活動的なお子さんであれば、まずは音楽を楽しんだり、
体を動かすようなことをたっぷりしてからORT、というのでもいいですよね。
 
 
では最後に、
幼児から大学生まで、幅広い年代の子どもたちとともに英語教育に長年かかわってきたメンバーからの言葉をどうぞ。
 「中学生とかになれば、自然と左脳が発達するようになる。けれど、それまでに「右脳』、「心」が育ってないと、empathy & self-efficacyがないと、何をやったところでpassionateになれない」
 
子どもの目が生き生きするのなら、親子で英語、多読を続けてみればいい。
そうでないなら、無理はしない。
There is a time and a place for everything.です。


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3 comments:

  1. ORTはじめて知りました。
    今はSide by Sideを 使っています。
    ORT表紙しかみてませんが^^;
    たのしそうですね。
    でも高い。
    教室で使ってますか?
    各自に持たせてますか?

    ReplyDelete
  2. コメントありがとうございます! ORTについては、例えば「やさしい多読・多聴最新ガイド」をご覧ください。くわしい説明があります。記事「親子で英語③」リストの下のほうにある黄色い本です。
    http://edtadoku.blogspot.jp/2013/09/blog-post_17.html  また、大手書店の洋書コーナーに行けばサンプルを見ることができますので、どうぞ手に取ってご覧ください。OxfordによるORTを授業に活用するためのデモンストレーションも各地で開かれていますので、そういうのに参加されるのもいいですよ。 

    ReplyDelete
  3. Oxford Owl http://www.oxfordowl.co.uk/ でも試し読みできます :-) まずは、ご自分がどう思うか?そして、生徒さんはどう反応するか?(「教室」という言葉から、英語教師か教師の方かなと推測しました)を見てから、導入するといいかと。Side by Side を使われているということなので、そこからORTを導入するには、色々とORTの活用の仕方を参考にされると良いと思います。本当にたくさんの使い方がありますので。

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