TAB 多読 -tadoku and beyond!-  

いっぱい読んでたっぷり聞けば、英語はかって出てきます!

  

2013/09/12

親子で英語② どうして「英語」するんですか?

まずは、こちらのTEDプレゼンをご覧ください。
ボランティアによる字幕がありますので、長いですけど要点はつかみやすいかと思います。

子どもが生まれると、どこからデータが漏れているのか、様々な教育関連会社からアプローチされるようになります。
子ども英会話スクールや英語教材会社の人が、直接家に訪ねてきたりもします。
友人は、ディズニーの教材を38万円で買ったそうです。
でも使いこなせなくて、押入れにしまったままだと嘆いていました。
子ども英会話スクールに何年も通わせている友達もいます。
月謝と比べれば、多読用の本を買う方がよっぽどコストパフォーマンスはいいと思うのですが、
でもやっぱり、月謝はでても本代は出ないようです。。。

大きくなったら、今度は受験のために予備校通いです。それはそれは高い学費を払って。
でも、友人の息子さんに予備校で何をしているのか尋ねたら、有名な英語講師の動画解説を見ている...
というか、眠気が襲ってくるので、ウトウトしているだけ、という返事でした。
これだけ世間が英語だグローバルだと騒ぐようになると、
平常心でどっしりかまえていろというほうが無理な話です。
子英語、英語絵本、といった単語で検索をかければ、
それはそれは多くの、親子英語、多読実践記録ブログもあります。
検索しているときにたまたま「多読」という文字を見つけて、
このブログを読まれる人もあるのでしょう。
親子で多読をするのには、どのようにすればいいか、how toが書かれたブログや本もあります。How toを読めば、日本のどこに住んでいても、すぐに親子で多読はできます。

でも。
子どもはみーんな、一人ひとり違います。
親子、家族の形だっていろいろです。
属している社会や、住んでいる環境だって様々。
そういう違いがあるところに、誰かさんがやって成功したらしい方法を真似して熱心にやっても、
同じような結果に結びつくことは決してありません。
方法なんていうものは、実際にやってみれば、自然と自分のスタイルができあがってくるので、
そんなに難しく考えなくてもいいのです。
それよりも、大切にしてほしいのは「WHY」。

動画にはこんなメッセージがありました。
“People don’t buy what you do; people buy why you do it.”

“Martin Luther King, Jr. gave the ‘I have a dream’ speech, not the ‘I have a plan’ speech.”

どうしてお子さんに「英語」をさせたいのですか?
どうして「イタリア語」でも「中国語」でも「スペイン語」でもなく、「英語」なのですか?
今はアメリカが世界の中心みたいになっていて、「英語」が支配的ですけれど、
お子さんが社会人になる20年後ぐらいの社会では、今と同じように「英語」が幅をきかせているのでしょうか?
精密機器だってもっと発達するでしょうけれど、
そういうものを使えば母国語で簡単にどの国の人とでも対話できる、
そんな世界が来ることって、ありえないのでしょうか。
また、親子で多読をするということは、「親・子」とは違った関係性をそこに生み出すのです。
「親」が「先生」「コーチ」「モデル」という役割を果たすようになるのです。
そういう親子関係ってどうなのでしょうね?弊害はないのかな?
とかとかとか、まずは冷静になって「WHY」と向き合ってほしいのです。
これまでに知り合った保護者の方で、家庭・親子での多読がうまくいっているケースは、
「WHY英語?」がはっきりしていて、子どもだけに英語じゃなくて、
お父さんお母さんも多読をやっている、
場合によっては保護者の方がのめり込んでいる、そういう場合が多いようです。
私のところも例にもれず、子ども用の多読本より、自分用の本が優先になりがちですし。。。

学校多読でも親子多読でも、順調に続くのは、、
「WHY」が明確で、そして先生が、親が、子ども以上に多読にはまっているとき。
つまり、
「How To」 より、ずっとずっと確実なのが「親の背中」「先生の背中」です。



(whyを考えるためのtips)
「親子英語、英語絵本、といった単語で検索をかければ、
それはそれは多くの、親子多読実践記録ブログもあります。」と上に書きましたが、ここで質問。

Q:日本で1回目のオリンピックが開催されたころから、もう何度も英語ブームは起きています。
子ども向けの英語教材や教室も、ずーっと前からあって、通ったことのある保護者の方も多いでしょう。
では、あなたの友達の中に、小さいころから英会話スクールに通ったから英語が使えるようになった、という人がいますか?   わたしにはいません。

Q:ネットには、乳児・幼稚園児や小学生と親子で英語というブログが、驚くほどたくさんあります。
ですが、
子どもが中学、高校になっても続けているブログって、ほっとんどないのです。
これはなぜでしょう?


(親子で英語はじめの一歩の続きは、ラベル親子で英語にある記事へ)
 
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3 comments:

  1. オレ流さんのブログからやってきました。(その前は酒井先生のFBから)

    2児の母のMasamiと申します。
    ちょっと前の日記ですから、気づいてもらえないかもしれないですが、
    とてもすっきりして、気分が良いのでこちらにコメントを残します。

    TEDのプレゼンテーション拝見しました。
    気分が良いですね~。
    とっても嬉しいです。

    こちらのブログを拝見して、ああ、やっとこういう素敵な人に出会えたなぁ。
    という感動です。

    二人の子供を育てながら、この日本の英語狂想曲を横目で見てきました。

    私も他の熱心なお母さん方と変わらず、子供に英語を与えてきた一人です。
    でも、なんだか違う。どうしても共感できないモヤモヤ感がありました。

    一所懸命なお母様方は子供たちを『バイリンガル / 英語話者』にさせたがっていた。
    それが将来のアドバンテージになると思っているから。

    でも私はそんなこと考えていなかった。
    もちろん『英語できる子供に育つといいなぁ』とは思っていましたよ。
    (親は妄想するものですからね。息子がジャニーズに入るといいなぁと同じレベル)
    でもそれが目的ではなかった。結果としてそうなればいい。だからそうならなくても良かったんです。

    将来の事も私はピンとこなかった。
    英語だけの問題なら大人になってから必要に応じてやっても十分英語力そのものはつくだろうと思っていたし、何より英語が彼らの生活にアドバンテージであるかどうかを決めるのは子供自身であって親ではないはずだと思っていました。

    このご紹介いただいたプレゼンテーションを拝見して、10年以上の霧が晴れた気分です。

    『バイリンガルな子ども』にするために英語を与えてきたことも、英語の本を読んできたこともない。

    とにかく子供と私自身が好きなものを共有したかった。
    それが絵本であり、その絵本が英語であった。

    子どもに教育を与えるにあたって、私自身が与えたいものが欧米の幼児教育にあり、それを私が学び家で実践したなかに英語があった。

    ですから、教材も教室も英語のプリスクールも私には必要ありませんでした。
    (保育園と地元の小学校です。子供たちも私も教室に通ったりしたことは基本ありません。娘は4年生から2年間本人の希望で通いましたが)

    私に必要なのは私が読みたいと思う、英語の(もちろん日本語も)絵本とその時間だけでした。

    英語教材なんて欲しいと思わなかった私にとってはCTPやORTでさえ必要ではなかったというか、興味がありませんでした。 (私にはあれは教材であって、絵本ではありませんでしたから)下の息子の時には買ってみましたが、あまり使わなかったです。それでも10回ずつくらいは読みましたが。子供たちが好きな本は何百回となく読んだので、本自体がもうボロボロで買いなおしたものも多数あるくらいです。

    私は自分自身のために絵本を選び、読んできたんだと、良くわかりました。
    だって私が自由に絵本を読めるようになりたかったから。
    そしていつかペーパーバックの原書が読めるといいなぁ。と夢見ていた。

    細々でも10年も絵本を読んでいるとペーパーバックも(児童書レベルですが)読めるようになるもんですね~。

    半年前に家族でカナダに来たのですが、私にとって初めての海外暮らしにも関わらず、銀行の講座を開設するのも、子供たちの学校の先生と面談するのも英語の問題はほとんど感じることはありません。そして読み聞かせで育った子供たちは、(娘はハイスクールG9、息子はG4)学校でも困ることなく過ごしています。

    結果としては子供たちもバイリンガルになった、と言えるでしょうね。
    でもそれが将来何になるかは私は知らないですけど。

    美術畑の出身である私には絵本は本当に魅力的で、
    オリジナルの絵本が読めるようになってきたときの快感と言ったらなかったですね。

    なんかみんな私と違うなぁ、と何年も思い続けてきましたが、その答えが見つかったようで、とてもうれしかったです。

    ありがとうございます。





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  2. Masamiさん、熱いコメントをありがとうございました!

    そうなんです!この動画ってガッツ!ものだと思いませんか?WHYなくして、なにが教育なの?生きてて何が楽しいの?って。
    でも、だれからも反応なくって。。。うれしいです、こうやって伝わる方があって。

    さて、Masamiさんとは、もしかしたら多読絡みのどこかで、過去にやり取りをしたことがあるのかもしれません。私はSSS多読の掲示板に活発に書き込んでいた時期もありますし、酒井さんとは、授業のお手伝いに入ったり、多読村祭り等にも関わっていましたので。

    多読といっても、その方向性は様々ですが、今はオレ流さんをはじめとした、多読に関心を持つ先生たちと一緒に、読書をコアとするような教育が実現できるよう、働きかけています。私は、まったく本を読まずに大きくなったのです。それを今、すごく後悔しています。それがこうした活動の原動力だったりします。

    わかりますーORTやCTPはあまり読まなかったというの。
    私の音楽家の友人は、やっぱりいくらすすめてもORTは読みませんでしたね。好みじゃないって。娘は、ORTよりLLL Story Land だったかな、あっちが好みでした。
    芸術方面、クリエイターをやっている友人は、みな好みがはっきりしています。ぶれませんね。私は正反対の、フラフラ浮気症なので、あこがれるところです。

    Masamiさんは、もうちょっと落ち着かれたら、ご自身で作品を作られるのではないでしょうか?もうすでに出版されていますか?この週末は、インドネシア人の若い人と会うんですが、彼女はゲームのイラスト専門で、今度は絵本も作ったので、その日本語訳の相談をします。今は個人の力だけでいろんなことができるので、面白いですよ。

    カナダは雪がいっぱいですか?ケベックの友達は、いつもこの時期になると日本に行きたーいって嘆いてますね。

    それでは。


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  3. Emiさま

    早速のお返事ありがとうございます。

    多読がらみでお会いしたことはないと思います。
    もともと多読自体を知ることになったのもずいぶん後の事で、

    たまたまご縁があった方とお話ししていた時に、
    『あなたの考え方は多読に似ている』とお知らせ頂き、
    多読の事を知りました。

    掲示板など見ていた時期もありますが、
    私は語数を数えていなかったし、読みたいものを読んでいただけなので、
    あまり参戦するようなきっかけもなかったんですよね。

    酒井先生には何度かお会いしたことがあります。
    先生には『稀にみる幸運な人』と褒めて?もらいました。

    私はずっと不思議だったんですよね。
    なんでこんなシンプルなことが伝わらないんだろうって。

    たくさん読めばわかるようになるに決まっている。
    読めるところから始めるしかしょうがないでしょ。
    好きな物しか読めないよ。

    なんでこれが新しいの?
    と酒井先生に聞いて苦笑されました。

    今回のこのビデオを見て、本当にストンと胸に入ってきました。
    そりゃそうですよね。だって私は読みたかったんですもの。
    読みたい人にとっては当たり前の事でも、読むことが英語を獲得するプロセスでしかない人には理解するのが難しいのかもしれないですね。

    世の中英語を獲得するには
    A も B もC もD もE も必要だと言われればそれと何が違うのか分からなくて当然ですね。

    私にはボキャブラリーを暗記する必要も、文法を学ぶ必要も、発音を気を付けることも、ディクテーションすることも、英作文をする必要もなーにもなかったですから。

    『読みたいっっ』だけだったので。
    酒井先生の仰る『幸運な人間』なのでしょうね。

    >また、親子で多読をするということは、「親・子」とは違った関係性をそこに生み出すのです。
    >「親」が「先生」「コーチ」「モデル」という役割を果たすようになるのです。
    >そういう親子関係ってどうなのでしょうね?弊害はないのかな?

    スノボが好きな親で小さい時から一緒に行って親に教えてもらいながらやる。
    とか
    キッチンでお母さんと一緒に過ごす時間が長くて、少しずつ料理を覚える。
    とか

    親子多読って本来その程度の事だと思います。
    どちらにしても親と子供が一緒に過ごす時間の在り方ですものね。

    スノボの選手にさせるために親がコーチになるとか、
    毎回の食事を作るのに、シェフになるための修行のような事をさせるとか

    そんなことしたら弊害がありそうですよね。
    上手くいくケースもあるのでしょうが、親子関係がずっと良好かは分からないですね。

    私は美術畑出身ですが、作品を作ることは全く興味がなくて・・・・全然です。美術の世界を感じるのは好きなのですが、そもそも勉強が異常にできなくて、教科書を1ページも開かないような高校時代だったので行く先がなく時間つぶしに美術系に進んだだけですから。お恥ずかしい限りです。

    一応ちっぽけなプライドにかけて、子どもたちの工作の宿題に技術と知識をふんだんに使い、『作品』に仕上げることに懸命です。(←イヤイヤお母さん間違ってますよ。)

    多読がコアになるような、英語教育。
    魅力的ですね。そうなるといいなぁ。

    私たちが滞在しているのはカナダの西側であることもありますが、今年は記録的な暖冬らしく日本より暖かいのでは?と思うほどです。娘が先週スノボにエクスカーションで行きましたが、みぞれか雹のような状態の雪だったそうです。

    また色々拝見いたします。
    お返事ありがとうございました。

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