TAB 多読 -tadoku and beyond!-  

いっぱい読んでたっぷり聞けば、英語はかって出てきます!

  

2013/05/15

言葉の力①



言語能力推進事業というのがあります。

こんなことに、莫大な税金を使っています。いくつかの学校を「推進校」に指定して何かやらせて報告書を書かせたり、「研修会」を開催させて「指導主事」や「偉い大学の先生」を招いたりしています。ビブリオバトル、なんてのも開催しています。全都立高校生対象に本を紹介するパンフレットを作って配布しています。とにかく、たくさんのお金を使っています。(お見せしたいです。ひどい代物です。作った人間が、本当に本を読んでいるのか?と疑いたくなります。)

もちろん、これで本当に高校生の「言語能力」が「高く」なるのであれば税金をいくら使っても文句は言いません。。しかし、普通の人がみたら、こんなことして「言語能力があがる」とは思えないですよね。

その一方で、学校図書館の司書をどんどん減らしています。図書館で本を買う予算もどんどん削られています。「学力スタンダード」と称して、生徒と教員を「点数」で追いたてようとしています。こんなことをしながら、担当の指導主事はぬけぬけと「言語能力向上はひとことで言えば活字に親しむことです。」と言いました。(それだけのための研修かいな!と参加者全員ずっこけました。なんと、「優秀」な指導主事先生でしょうか。)

言語能力推進を現場で担う教員は、自分が考えていることを論理的に発言する機会はありません。「週ごとの指導計画」「自己申告書」「研修報告書」など、事務的な文書をあたりさわりなく書く仕事ばかりしています。特に若い教員が、本を読んでいろいろ考える時間もありません。若い教員は、会議でもほとんど意見を言いません。言ってはいけないと思っているようです。教員の「言語能力」は激しく低下しています。別に、質が下がったわけではありません。淡々と業務をこなす「ロボット教員」を教育委員会が養成しているのです。(私は、「サラリーマン教師」という言い方はサラリーマンの方に失礼なので使いません。まぁ「ロボット」にも失礼かもね。)

国民のみなさん、もっと怒ってください。これが「教育ムラ」の実態です。多額の税金を使って、教育委員会や優秀な先生方の「実績づくり」だけが行われ、生徒から「学びの機会と環境」をどんどん奪っているのです。教育委員会は、本気で「愚民育成」をたくらんでるとさえ思っています。(※1)

それにひきかえ、こんなすばらしい「私塾」もあります。この講師の方のブログ、じっくり読んでみてください。これぞ、「理想の学校」「本当の教育」なのではないでしょうか。学校の教員として、本当に恥ずかしくなりました。

※1 地理Aの「学力スタンダード」の中に、「尖閣諸島竹島北方領土等が日本の領土であることを歴史的経緯も含めて説明できる。」という項目が目標の1つとしてあげられている、とある社会科の教員が言っていました。(私は確認していませんが。)もし本当だったら、「学力」も「言語能力」も、権力に都合のいいことが言える、理解できる力ということになるでしょう。(ちなみに、私は上に挙げた領土は日本の領土だと思っていますし、もっと主張すべきだと思いますが、あくまで自分で本を読み、考えた結果の結論です。)

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