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いっぱい読んでたっぷり聞けば、英語はかって出てきます!

  

2013/01/16

Grammar, what for? 何のための文法学習?


またまたいつもの話題で恐縮ですが。

昨日も電車の中でサラリーマンが英語の問題集を読んでいました。つい覗き見すると、TOEIC対策本らしい。受動態についての問題と解説が永遠と続いています。

これが、いわゆる普通の試験対策だと思われています。残念ながらこんなことをしても点はあがらないでしょうけど。

試験の「王様」、大学入試センター試験の「文法問題」を見てみましょう。

ちなみに、問題をつくっている「入試センター」がこういう問題を「文法問題」と言ってるわけではありません。学校や予備校の先生が勝手にこういう問題を「文法問題」と言っているだけです。

で、2012年の第2問A、問2です。

"I've been  ( 9 )  on weight recently."
"You should exercise more and eat better."
①carrying  ②increasing  ③putting  ④reducing

正解は③ですが。これ全く「文法」の問題ではなのです。

純粋に「文法」の問題なら、私はたとえばこうします。「文法」というのは、"have beenの後に動詞がつづく場合現在分詞が使われる"ということですから。

①put   ②putting  ③to put   ④being put

でも、この問題の選択肢は文法的にはすべて正しい。あとは、語句の知識です。だから全く文法の問題ではないのです。

put on weightという言い方を知っているかどうかだけなんです。

さらに、間違いの選択肢も意図が透けて見えます。要するに一般的な「受験勉強」をした人をひっかける意図しかないのです。

なんとなく「体重が増えちゃってさ。」って意味になるのがわかったとする。

で、まずはincreaseを見る。普通の受験生は「increase=増加する」って覚えてますから。
で、increaseとreduceをよく「対義語」で覚えているから、そこを混乱して④にする人もいるだろうと。
さらに、carry onってのも「熟語集」で定番だから、①にひっかかる人もいるだろう。

こういう風に、センター試験そのものが「日本の定番受験勉強してきた人をひっかける」前提でつくられているとしか思えないのです。

文科省は、「英語を使える日本人をもっと増やす」ということで、学習指導要領を改訂し、高校での授業改善のためにいろんなことをやってるのは確か。

でもね、試験の王様センター試験でこんな問題つくってちゃどうしようもない。変えたいならまずここを変えないと現場は変わらないですよ、絶対に。

みなさんは、こんな問題に振り回されないようにしましょうね。

TSJ wrote


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