TAB 多読 -tadoku and beyond!-  

いっぱい読んでたっぷり聞けば、英語はかって出てきます!

  

2013/01/19

英語ムラ....

なんだか、やはり日本には「英語ムラ」が存在しますね。英語ムラとは、国民を「これからは英語ができないとダメだ!」と脅し、「日本人の英語はダメだ!」と洗脳し、「英語ができるためにはこうすればいい!」と騙し、既得権益を守り拡大する勢力のこと。

もう30年前からこんな商売が続いているけど、今だに「日本人は英語ができない」と言い続けている。結局自分たちがやってきたことが「ウソ」ってことなんだけど、それは自分からは言わない。「今までのやり方でダメだった人も、このやりかたで絶対できるようになる!」と繰り返す。

もう騙されるのはやめましょう。

さて、

有名カリスマ英語講師のブログより。

>皆さんに頼るしかありません。買ってください!シェアしてください!推薦してください!注文してください!レビューを書いてください!日本中に英語好きを増やすために!ご協力を!

今までさんざん、受験英語問題集や参考書で「英語嫌い」を作ってきて、今度は「日本中に英語好きを増やすために買ってください!」とは....本当にそう思うのなら、もう相当お金もうけているはずだから、自費出版するなり、ebookで無料で配布してもいいのではないでしょうか。「なりふり構わぬ宣伝」って、別に宣伝するのはいいですけど...

この記事では、

日本中の中高生&中高年を英語好きにするための大作戦です。

中高生がどうして英語が嫌いになるか本当にわかっているのでしょうか。学校でも予備校でも受験英語を叩き込まれ、偏差値が低いと予備校で「この講座もとった方がいい」と言われ、「この問題集3回はやらないと偏差値60は無理。」とか言われ、嫌いになるのです。受験英語でさんざん商売しておいて、「多読」が流行りだしたら、今度はそれに乗り換える。なんとまぁ。

この小説は、難しい単語や構文を極力使わずに、シンプルな英語で読みやすく書かれています。でも、本当に大切な単語や熟語、構文はしっかり文の中に組み込んであります。

「大切な」ってどういうことでしょうか?結局受験によく出るってことなのでは?英語を身につけるために「大切な」ものは、当然出てくる頻度も多いので、多読していれば自然と身につきます。英語の専門家がわざわざ「組み込む」必要なんてないはず。

従来の多読教材では、「内容は簡単だけれど、語彙や表現のレベルが高すぎて読書が止まってしまう。」「内容が日本人にとっていまいち興味が持てない。」という声がよく聞かれました。

従来の多読教材とは?ちなみに私が言う多読は、「教材」を読むわけではありません。「本」を手当たり次第読むってことなんです。「日本人にとっていまいち興味が持てない」→どういうことでしょうか。人の興味なんて様々。日本人ってくくるところが恐ろしい。また、英語の本なんてそれこそ無数にあります。それを「従来の英語の本は日本人がいまいち興味がもてない」ってどういうこと?冷静に考えれば全く意味不明なのでは。

確かに、いきなり自分の興味にあった英語の本を多読するのは無理です。だから、最初はこども向けの短い本を大量に読むのがいいのは事実。どのくらいの時間やさしい本、つまり、この人の言う「いまいち興味がもてない」本を読めばいいかは一般化できませんが、少なくとも、予備校通って受験勉強している時間を費やせば絶対にある程度自分の興味にあった本を多読的に楽しむことはできます。

このような学習効果を、綿密に計算して

「綿密に計算して...」どのような理論に基づいて、どのような「計算」をしているのでしょうか。例えば、Oxford University Pressの外国人向け英語リーダーは、レベルごとに語彙や文法項目が決められています。その裏には綿密なデータがあり、様々な論文がある。しかし、このシリーズはどのような理論に基づき、どのようなコーパスにもとづき、どのように「綿密に計算している」のか。

また、今あげたOxfordのリーダーなど、外国人向けに語彙文法を制限されたシリーズは、やはりネイティブ向けのこども向け小説なんかよりは面白くないのです。ちょっと考えてみてください。「綿密に計算」しながら、本当に面白いストーリーが書けるでしょうか?

また、上に出てきた「大切な単語・熟語・構文」というのは、生の英語の中で何度も何度も出てくるもののはず。(違うんですか?)だとしたら、日本人が日本人のために「綿密に計算」してしまったら、大切なものが出てくる頻度が下がるでしょう。

さらに、

たかだか5000語程度のシリーズ、いや、今調べたら1冊しかないようですが、1冊読んで「多読」なわけがない。これ読んだあとどうしろというのでしょうか?だって、「従来の多読教材はダメ」なんですよね。

中学時代英語が「苦手だ」と思っていた高校生でも1年たつころには、1分100語から150語で英語を読むようになります。1分100語だとしたら、たかだか1時間でこの本を読んでしまいます。そのあとは?

だいたい、本当に「読んで楽しい」ものであれば、これだけ有名な人が出版すれば、時間がたてば売れるようになるでしょう。英語ができるようになりたい人はたくさんいるわけだし、「面白くてそれで英語もできるようになる」本であれば、ネットの「クチコミ」で広がるはず。

わざわざ「なりふり構わぬ宣伝」している時点で「面白くない」ってことではないでしょうか?(言い過ぎですか?)

この先生が書いている別の記事の見出しを見てみると、

「気をつけろ!」「思い出せ!」「推測せよ!」「避けよう!」「覚えよう!」「惑わされるな!」

こんなにたくさんのこと気にしながら英語に触れるクセがついている人が、英語読んで楽しめますか?

英語を嫌いにさせている、英語を読んだり聞いたりするのをつまらなくしているのは一体誰なんでしょうか?

私は声を大にしていいます。

日本人はすでに英語ができる!のです。

細かいことを気にせず、わかってもわからなくても、「読みたい!」「聞きたい!」「話したい!」「書きたい!」という欲望に忠実に、また、英語ムラ住民から「君の英語は全然ダメだ!」と言われても一切耳を貸さず、外国の人(英語圏だけじゃないです)ネットでどんどん交流しましょう。

だって、もう「できる」んですから!

TSJ wrote

2 comments:

  1. その方は、それこそ無数に出ている子供向けの児童書本を、読まれたことが全くないか、知らない方なのでしょうね、おそらく。
    教材としても、Drippy-The Runaway Raindrop(家出のドリッピー)ぐらいの本が書けたのであれば、大宣伝してもいいかも、ですが、ですね。
    ~詞だの、文型の~だの、~惑わされるな、だのと言われている方に、推薦される本(ご自分で書いた本なのでしょうが)というのは、心底、読まないほうが懸命だと思ってしまいますね。

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  2. コメントありがとうございます。悪気があってやっているかどうかも正直わからないので、批判していいものかどうか迷ったのですが、ここまで有名なら大丈夫だろうと思い(笑)、あえて書きました。

    英語指導(あえて教育とは言わないですが)、受験英語と教科書英語しか見ていない現実が垣間見られると思いますね。

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