TAB 多読 -tadoku and beyond!-  

いっぱい読んでたっぷり聞けば、英語はかって出てきます!

  

2012/06/24

読みつつ、聴きつつ、そして

"Education is not the filling of the pail, but the lighting of the fire."
                                                                       William Butler Yeats

pleasure readingであれ、学校の課題でしぶしぶするような多読であれ、
英語話者に交って、自然に振る舞えるだけの英語を身につけたいのであれば、
いろんな本をたくさん読むこと、それがなによりです。

そうなんですが、読んでいるだけで、話したり聞いたり書いたり、
何でもできるようになるというわけではないでしょう。
それぞれ必要に応じて、ながら聴き、音読、シャドーイング等々、
習慣にしていくことが必要です。
こうしたことを短時間でもいいから毎日の「習慣」にできさえすれば、
英語力なんて自然につくんです。

(もちろん力がつくその速さには、個人差はあるでしょう。
若い時のほうが顕著な変化を見せるだろうし、
性格的にはちゃらんぽらんな人のほうが意外と向いていたりするのかも。
学校では何でも几帳面に記録をとることをすすめますが、
記録をとるってことは、それが「習慣」になっていない証拠ですね。)

ただ、仕事や学校で英語が必要など、
外部からの強制力がない大人の場合であれば、
「クセ」がつくように「工夫」する努力を惜しまないだけの、
「目的意識」それが肝要でしょうか。

で、多読ですが、初期の段階で語数を励みに進めるのは、
それで自分の楽しみが増すのであれば、
励みになるというのであればいいことですよね。
でも、ある程度読んできて、そこからさらに「しぶとく」継続させるためには、
あるいは本を読むこと意外にも、英語を使って何かをしてみたいのなら、
「目的意識」がどうしても必要かと思うのです。
語数を伸ばすことだけを考えて、漠然としているのって、
冒頭のメッセージのようなものではないでしょうか。

その「目的」ですが、一般的にはまず英会話ということになります。
でも日常的に英語を話す相手がいない場合、
そんなことやって意味ありますか?何が楽しいんだろう??
英会話じゃ受けないから「英対話」なーんて言葉だけ変えて、
中身は一緒なビジネスをするとこもあるようですが。

それよりも今は「気軽」に「書く」ことができる
そのほうが、よっぽど使えるチャンスは多くなると思うのです。

英語話者と楽しく会話するためには、しゃべれるだけではだめで、
聞き取りも伸ばす必要があるのです。
ただ聞き取り能力は、年を重ねると、どうしても不利。
聴力を知識なりでカバーにも限界があります。

でも書いて人と交流するのであれば、
多読で大量の文章を読むことに慣れていけば、
相手からくるメールも、ストレスなく読めるようになるでしょう。
話すのには瞬発力が必要ですが、
書くのであれば、ほどほどに時間をかけて、
ほどほどの正確さなりに仕上げて発信することが可能です。
それこそ年齢があがれば「知恵」でカバーできる。

さらに相手からの返事を見ては、
ああ、こういう点をもう少し詳しく説明すれば、伝わりやすいのかな、
この程度の文法が正しく使えれば、
こういう場で発信してもweirdだという反応は返ってこないんだな、
仲間に入れてくれるんだな、そういうことがわかってきます。
タダでお勉強、とってもラッキー!

・・・・・

私には英語が必要なシチュエーションが全くありません。
ですから多読を始めてからも、ずーっとずっと、
多読やってそして、いったいどういうことに英語が使えるのだろうかと、
模索を続けてきました。
そして数年かかってようやっと、英語を使って楽しむことを見つけたのです。

数年前には、SNSやtwitterなんていう便利なものはまだありませんでしたから、
英語話者の人とつながるのは、ちょっと大変でした。
ペンパル募集サイトなど、試しにやっては、痛い目にあったことは何度もあります。
でも今なら、一言ツイートするだけで、いっくらでも英語話者の人と仲良くなれますよね。
あらゆる趣味に応じたブログやフォーラムも五万とあります。

最初はドキドキかもしれませんが、やってみると意外と簡単だったりします。
(もちろん、PCのセキュリティーが甘かったり、
選ぶ相手を間違えるといけませんが。)
もっと「書く」ことに意識が向かうといい、
それも堅いフォーマルな使い道の限られた文章ではなく、
「暮らし」の中で使える文章が書けること、それによって世界が広がると思うのです。

「書く」については、
書くことで読みにどんな変化が見られるのか、
「気軽」に書くためのヒントとしてfree writing の紹介など、
これから記事にできればいいなと考えています。

(書きたいことがありすぎて、いつも話題がそれていきますが、ご容赦のほどを。)
(Writer: MrsMalone)
 にほんブログ村 英語ブログへ  

4 comments:

  1. "Education is not the filling of the pail, but the lighting of the fire."
    いい言葉ですね。

    David Crystal先生のThe Fight for Englishにもありましたけれど、イギリスの英語(国語)教育でも変化があって、知識詰め込み型の昔の方式から脱却して、スタイルやコンテクストを考えさせるような新しいものになってきているようですね。

    でもやっぱり、なかなか理解されづらいらしく・・・

    "Teachers can't forget about parents. They are always there in the background, often in the playground. They have views about language too, but―in view of the lack of language work in their own schooldays―they are usually uninformed views. So there is often a clash between parents and teachers who are trying to introduce the new thinking. I remember attending one PTA meeting where the English teachers were being given a hard time by some parents because they thought a particular homework exercise was pointless. The problem? The children had been asked to rewrite a story in the style of a football sports commentary."(p.213)

    雑誌の広告風にとか、シャーロック・ホームズ風にとか、ラップでとか、面白いと思うんですけどね。。
    こういう言葉を使うとそれっぽくなるんだなとか、こう言い換えると伝わるんだなとか、「遊び」を通して、言葉の感覚が磨かれていくような気がしますね。

    "In a nutshell: we need to know what we are doing. We need to be in control of our language, and not have it control us. As Lewis Carroll's Humpty Dumpty once said, referring to the way he changed word meanings at will: 'the question is: which is to be master―that's all.' We have to be masters of language."(p.211)

    ReplyDelete
    Replies
    1. こんにちは。
      The Fight for Englishは友人に貸してしまって手元にないのですが、英語圏のサイトなどを読む限りでは、どこも学校教育については右往左往という感じがします。特に最近はデジタル化をどう教室に入れていくのかというのが大きな課題。まあ日本の学校は、どこまでも遅れていくようですが。 
      遊べるほどに英語が使えたらすごいでしょうね。

      Delete
    2. こんにちは。
      まぁ、何をどれだけ教えるかというのは、どこでも難しい問題ですよね。。
      結局は、自分で学ぶしかないのかもしれませんね。教育の役割というのは、上の言葉にもあったように、ハートに火をつけるというか、面白さを垣間見させるということになるのかも。
      「遊び」の要素は、各レベルで入れられるんじゃないかと思うんですね。いいアイディアが浮かびませんが・・・たとえば、ORTを改作してみるとか、自分で簡単なお話を作るとか、寸劇をやってみるとか、ある文章を全部受身形にするとどんな感じがするかとか、和訳ごっこをやってみるとか、商品を割り当てて "Why do you think we make Nuttall's Mintoes such a devilishly smooth cool creamy minty chewy round slow velvety fresh clean solid buttery taste?" みたいな宣伝を考えてみるとか、いろいろいろいろ。間違ってても何でもいいから、言葉って面白いなぁと思えることがあるといいなぁ、と思います。

      Delete
    3. 高校の話でいいますと、高等学校に入学してくる段階で、英語嫌い、あるいは嫌いにはなっていなくても苦手意識の強い生徒が大半です。マイナスからのスタートというのが現状のようです。

      Delete