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いっぱい読んでたっぷり聞けば、英語はかって出てきます!

  

2012/06/12

非効率ではなく「害」です

ひとつ前の記事でTSJさんは、
「英語も一緒。単語だけ取り出して覚えるのは超「非効率」。要領悪すぎです」
と、書かれています。


非効率、そんなものでしょうか?
私はそんな程度ではないと思います。
学校英語って多大な「害」となるものにあふれている、
今では、そういう結論に達しています。


・高校では、必要度の超低い、重箱をつついたような文法事項を学びます。
そして英語嫌いになります。肝心の文法事項が定着しません。


・単語集ですか?そんなもので覚えた単語が「使える」と思いますか?
そもそも、受験で必要な単語に、日常で役立つものがどれだけあるというのでしょう??


・英語と日本語を結びつけて学ぶことに、何の抵抗もない人が多いようですが、
日本語頭で、英語の出力って、できると思いますか?


・・・


きりがないので、ここまでにしますが、
私がここまで言い切るのは、実際に使ってみた結果です。
学校英語の問題点は、現実世界で使ってみないと、見えてこないんだと思います。


それで、ここで自分がやっていることを公開できれば一番なのですが、
ちょっとマズイので、片鱗だけお話しますが。。。


先日、私が関わったとある出版物がebookの形でamazon, google等から販売されました。
制作にあたっては、英語話者(ネイティブ、そして第二言語としての使用者)の人たちと、
頻繁にメールで連絡しあい、作業を進めたわけですが、
顔を合わせたこともないような仲間で、たった一ヶ月で、
1冊の本を、翻訳出版にまでもっていきました。


この過程でメールに使った私の英語に、
受験英語なんて、微塵も役に立っていません。
だいたい、あんなbig wordを使って書いていたら、
膨大なメールのやりとりなんで、不可能ですよね。


そして最初の「害」ということですが、メール等、発信をしようとすると、
日本語で仕入れた単語の意味が邪魔をします!


例えば、ちょっとぼやかしたいときに、someって便利だなって思いますけど、
some=いくつかって覚えてたら、使えませんよねー
nowなんていうのも、今、ってインプットされていると、
ちょっとしたクッション用には使えない。


他には、手紙を書くのにdear, sincerelyでしたっけ、習いますけど、
(「メール書くたびにsincerely の綴りを確認しないといけなくって。。。」と、
嘆いている方がいましたが、)
私は一度も使ったことがありません。
そこまでフォーマルにしないといけないメールを書く機会って、多いものでしょうか?


・・・


まだまだ書きたいことはありますが、ともかく、
日本の学校英語にも、書店の英語学習コーナーにも、
真似してはいけない英語の学び方が蔓延しています。
そういうものには近寄らず、学び方は「使っている人に聞く」
それが一番かと思いますよ。


(追加)
日本人著者のビジネス英語関連の本も、多数書店に並んでいますよね。
そのどれもが上等な英語を使っていて、
私には使いこなせない~と思います。
あとツイッターでも、ビジネス英語について、やたら難解な文章で、
高級英語を使うようにとすすめる英語の先生もあります。


で、よく疑問に思うのです。


ああした本やツイートは、いったい誰を対象としているのだろう?
あのレベルの英語を使いこなそうとする人だったら、
日本語で書かれたものなんかすっとばして、
英語でグローバルな読者を対象に書かれた参考書を読むんじゃないのかな、と。


ここにあるのは、
難しそうな顔をしておけば、読者はありがたがって買ってくれる、
使えるようにならないのは、読者の勉強不足だと思わせておけばいい、
という、英語コンプレックスをうまく利用した戦略じゃないだろうか。
そうした本や先生に踊らされてはいけないと、強く思うのです。
(Writer: MrsMalone)

7 comments:

  1. 邪魔するんですよねー。ほんっと。俺の青春を返せ!って言いたくなります。非効率どころか害にしかならない。言われてみればその通り。

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  2. >難しそうな顔をしておけば、読者はありがたがって買ってくれる、使えるようにならないのは、読者の勉強不足だと思わせておけばいい

    納得です。高校の教員、特に「受験指導」が好きな教員は、成績悪いと「あの子たちは本当に努力しないから。」ってよく言いますね。でも、自分は授業の前にTeachers' Manualや、解答・解説見て答えを写してから授業に行ってる。努力しないのどっちだよって人結構います。

    私が尊敬する元中日のオレ流監督はいつも言ってました。

    「勝ったのは選手のおかげ。負けたのは監督のせい。」

    これが本当の「指導者」ですよねー。

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  3. ただ、困ったことに英語の場合、
    「無駄な有害な授業している指導者」のほうが「意味ある授業をしている指導者」よりも
    ちゃんと指導しているように、保護者等の目には映るのですよ。。。

    無駄な有害な・・・文法解説して和訳、ドリルさせる先生、
    意味ある授業・・・音読だけはバッチリやっていこうという先生、

    がいるとすると、保護者に受けるのは、間違いなく前者なのです。
    前者には子どもが勉強したという、目に見える証拠が残る。
    後者には、目に見えるものが何も残らないし、受験の点数には反映されない。。。

    信頼を置く中学の先生から聞かされた話ですが、
    中2,3の、照れるわ反抗期だわの生徒達が、大きな声で音読するような授業を展開しても、
    保護者からは、ドリルをやってほしいという要望がくるそうです。

    言えるのは、英語が受験科目をからはずれれば、すべてが解決する、でしょうね。

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  4. http://www.guardian.co.uk/teacher-network/teacher-blog/2012/apr/09/finish-school-system
    Happy Reading!

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    1. Hi chico,
      thanks for the link! I've got to make an entry related to the article, I guess.^^

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  5. 先日、ある大手の大学受験予備校の「英文読解」という授業をyoutubeでみたのですが、講師の方は、最初から最後まで、一度も「通して普通に英文を読む」ことをしませんでした。普通に読めば20秒で終わる、たったの2文を、40分かけて「ここの~が~で、この用法は~」「この単語は~」「~節で」とか講義をしていました。「読む…読解」授業ですらこれですから、文法授業などは、どうなるものか?
    学校の授業も、ややレベルを低くした、このような授業であることは容易に想像できますね。どうしようもない代物としかいいようのない、学習指導要領に縛られているとはいえ、自分で教えていて、その教えでは一向に英語を使えるようにならないのに、疑問に思わない先生が多いのですから、如何ともしがたいですね。
    高校の文法の時間などは、年間10時間もあれば十分だと思います。くだらないことを教えすぎですね(もっとも、くだらないと思っていないのだから、始末が悪いのですが)。
    追信:コメント入力字の文字はなんとか解読すべく努力します。愚痴をいいまして、申し訳ありませんでした。当方も、スパムには悩んでおります。では。

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    1. コメント入力時の変な文字は、私も3度4度とやり直すことが多いのですが、世界標準ってそんなものだよねと、あきらめております。

      私は肩書も何もない一般人です。こんな私が学校英語を批判したところで、
      何も変えることはできません。
      ですから、もう周りのことは気にせずに、まったく違ったアプローチで、
      どこにもない多読的学び方を模索しております。
      多読をすすめる方の、それぞれの力が、大きな流れになっていくといいですね。

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