TAB 多読 -tadoku and beyond!-  

いっぱい読んでたっぷり聞けば、英語はかって出てきます!

  

2012/04/19

読書が遠い子どもたち

「先生!うちの子、本を全然読まないんです!」

という保護者の方は、割と自分で本を読まない方も少なくない。
もちろん例外もたくさんありますが…

子どもに聞くと、家ではひっきりなしにテレビがついていて、
テレビの前に座ってお母ちゃんはアハハオホホと笑い転げて
いる。

家には辞書もなければ、本棚もない。子どもに聞くと、
国語辞典があるかどうか分からない、っていう子もいる。
オイオイ。

そんな環境で、本を読む子が育ったら、これは奇跡と言うほかない。

子どもが、そういう親を反面教師として冷静に見ることができれば、
あるいは親が自虐的に「私みたいになりたくなかったら、本の1冊でも
読みなさい!」と言えば、ある意味説得力があるかもしれませんけど^^;

で私はそんなとき、、

「家にもっと本を置いては?」

と思うのです。

今の家庭って凄いですよね。少子化で共働き、教育費が
ダブついているのか、塾を掛け持ちして、さらに通信教材とか
とってる。

でも本が無い。本を買い与えない。

問題集とか参考書とか、○○ゼミとか○会とかそういうのには
何万も掛けるのに、本を与えないんですね。不思議。

子どもは、まず家にある本から読書の習慣を身につけるのだと
思うのです。時間をかけ少しずつ背伸びをしていきながら、
必ず親の本棚から本を読む日がきます。

もっとも私は思春期に父の本棚から背伸びをしすぎた本を
手にとってしまい、“父が”母に怒られていたこともありましたが。

そしてもう1つ。

「親が自分で本を読み、そして読んだ内容を子どもに語ることで、
本て素晴らしい!ということ身をもって示しては?」

とも思います。

本を読まずテレビにかじりついている親が、「本を読め、勉強せえ」
って、やっぱり説得力ない。発言は、必ずそれを口にする人と
セットで伝わるもの。

私はこの5月から自分の教室を移転、リニューアルします。それに際し、
洋書も和書もたっぷりと用意し、本をじっくり読んでもらえるような空間
を作っています。机に座って勉強、ではなくて、好きな本をゆっくり
静かに楽しめる場所を作りたいと思っています。

昨日本棚が届きまして、ここにまた子どもたちの好きな本を増やして
いきたいと思います。























ちなみに、こういう空間作りをしようと思ったきっかけこそ、私が
自分が多読をする中で出会った、こんな読書教育に関する本だったの
です。



兄弟が多ければ、家庭でもなかなか静かな時間が無く、
親が読書をしなければ、やはり子どもが本にのめり込むチャンスは
減ります。学校や塾で、いずれ問題を解くことを強いられるような
本では、決して積極的な学びは得られない。

子どもが親に本をねだると、親は「親が読ませたい本を」買ってくる
そうです。違うでしょ???子どもを本屋へ連れてって、親子の
コミュニケーションをとりながら、

「好きな本をかごに入れなさい」

ではないのでしょうか。

たとえ、本選びに失敗したとしても、そういう経験値こそが大事で、
これを積み重ねていくことで自分が本当に欲している知へアクセスする
力を少しずつ上げていくのではないかと思います。

読書なんていうのは実に自然な営みのように見えて、
子どもたちにとってはとても遠い存在なのかもしれません。

親が、学校が、塾が…誰でもいいと思います。子どもが相当な
本離れを起こしていることは事実。本は人との出会いであり、
時に人生を変えるほどのパワーを持っています。子どもが
そういうチャンスを少しでも多くつかめるように、こういう
環境づくりも、自分の役目と思っています。(執筆者:CHABO)
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8 comments:

  1. この投稿を読んでは、深く反省するのでありました。
    自分の本を買うのに忙しく、子どもはほったらかしなので。。。
    今日も、クリッククリックに励みました^^;;;

    いつも思うけど、なんで学校とか塾って、図書室が中心になってないんだろうね。

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  2. MrsMaloneさんはご自宅にたんまり洋書があるではないですか^^!
    そして何よりご自身がめちゃめちゃ読んでいる。
    やっぱりそういう姿って目に焼き付いていると思います。

    私もこれから、物理的な環境は整えたものの、ではそれが本当に
    子どもたちにとってcozy cornerになるかは、私次第。
    課題は盛りだくさんです。。。

    なんででしょうね。塾に関して言えば、読書などには関心のかけら
    もないと思います。最近は国語専門塾みたいのが出てきて、
    割と読書や作文を中心にしている教室も多いようですけどね。

    でも大半は、結局業者のテキスト&問題集ありきなんですよ。

    だって業者の問題集は利益の種ですからね。例えば、2000円の
    問題種を買わされているとしたら、1000円以上が塾の取り分
    というところは多いもの。

    採用したばかりの大学生にテキスト渡して、解答解説集渡せば、
    一応授業の体裁はできますからね。当然講師はこのテキストだか
    問題集に従ってやらなきゃいけないから、結局「解く」中心に
    なってしまうのでしょう。こういう体制ありきでは、本を読む
    ということにはやっぱり焦点があたらないんだろうなあ。

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  3. 塾の裏事情も、学校に負けず仰天ですよね。。。
    でも親のほうは、大手だったりするだけで、大丈夫だろうって思ってしまう。
    私もそうだけど。
    問題集を解いたって、とくに英語は意味がないのにね。

    学校でもたくさん問題集使うから、どうしてなのか聞いたら、
    親がね、音読よりも問題集をやらせてくれって言うからなんだって。
    もうどうしようもない。。。

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  4. Nancie Atwell さんって凄いですよね。
    わたしはこの人の In the Middle という本を参考にしてます。

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    1. コメントありがとうございます!
      直接のお話は初めてになりますね、CHABOと申します。
      よろしくお願いします。

      この本を初めて読んだときは衝撃的でした。

      読書というごくごく自然な営みについて、しっかり読書
      教育という枠があるのだという驚き。

      それからこういう空間の作りかた(写真を見ているだけ
      でもこういう空間って日本になかなか無いなぁと思います)、
      あるいは、この環境でなければ無かったであろう子どもの
      成長ぶりとか…。

      まだまだやることがあるぞ!と心底前向きにさせてくれた
      本の1つです。これまでが受験英語中心の指導だったので
      当然脳みそ入れ替える位の発想・方向の転換が必要なの
      ですが^^;

      そのIn the Middleも興味津々です。
      お気に入りリスト入れて、時期見て是非読んでみたいです。

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  5. CHABOさんの記事を読んで、なつかしさでいっぱいになりました。
    大昔、私が子どもだった頃、母が本屋で一緒に選びながら本を買ってくれるのが最高のぜいたくでした。貧しい昭和まっさかり世代なもので・・・。

    英語だろうが日本語だろうが、良い本をたくさん読ませてあげてください。

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  6. In the Middle は学校での授業についてです。
    わたしは Reading Zone をこれから注文します。

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  7. 私も紀伊國屋で注文しました~。多読貧乏脱出計画、けっこううまく行ってたのになあ。

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