TAB 多読 -tadoku and beyond!-  

いっぱい読んでたっぷり聞けば、英語はかって出てきます!

  

2012/04/25

☆☆☆珠玉の一冊をあなたに☆☆☆

”絵本はどうしても面白いと思えない”

というお言葉、多読をしている人、してみようという人から時々聞こえます。
私は、必ずしも絵本から入らなくてはいけないとか、絶対読まなくては読めるようにならないとは
思ってはいないのですが、それでも、”ああ~、それでもせめて、この本は読んでみてほしいなぁ!!”って思う本があるんですね。有名なORTなどのシリーズの他にも、あまりにも素敵過ぎて、”しつこい!”と嫌われてもいい!それでもどうしても読んでみていただきたい~~!!!!といいたくなる絵本はたくさんあるのです。今日はその中でも、私のとっておきの絵本をご紹介させてください。

とってもほんわかしたやさしい絵柄が特徴のDebi GlioriさんのNo Matter What




お友達とけんかでもしたのでしょうか、ちいさなきつねはおうちで物にあたって大暴れ。
お母さんが”どうしたの?”ときくと、”誰も僕のことを好きじゃないの。。。”とぽつりというのです。


”私はいつだってあなたを愛してる”と、お母さんは小さなきつねにいうのですが、小さなきつねは何度も聞くのです。




”ぼくがおなかをすかせたくまだったら?” ”わにだったら?”と。
お母さんは何度も何度も答えます。”I'll always love you no matter what"。




それでも小さなきつねは不安になって”壊れちゃったら?死んじゃったら?愛は消えちゃうの?”と
切なく問いかけます。。。


お母さんはそんな小さなきつねをそっとだいて、二人で夜空を見上げながらこういいます。
”Look at the stars~how they shine and glow, 
but some of those stars died a long time ago. 
Still they shine in the evening skies love, like starlight, never dies."




私はこのあたたかい絵本が大好きです。初めて読んだときには、”ああそうだ。たとえ私が死んでしまっても、私の娘達への愛はそんなことで消えはしない。”って心から思いました。


また、数年前、40年近くにわたって私を娘のように可愛がり、見守り続けてくれた、私の敬愛してやまないピアノの恩師が旅立ってしまわれたときにも、この本にとても癒されました。”どんなことがあっても”大丈夫よ”といつだってやさしい笑顔で励ましてくれた先生はもういないんだ”と思い、空を見ては泣き、電車に乗っては泣き、ピアノを見ては泣き、楽譜を見ては先生のやさしい手書きの文字を見て泣いて暮らした2年間。病気になるほど泣きました。人間、こんなに人のために泣けるのかと思ったほどでした。でも、その時、この本を何度も何度も読みました。読むたびに”先生の愛は消えたりしないんだ”と心から思うことができて、私はすこしづつ、時間とともに、立ち直ってこれた気がしています。(ピアノは今も続けてるんですよ^^。相変わらず下手ですけどね^^;)




私のお教室に、数年前、文法、単語はばっちりなのに、ちっとも文章が読めないという高校生の男の子がやってきたときのこと。一通り多読を説明した後、”英語は暗記じゃないんだよ。言葉はね、頭で学ぶんじゃなくて、心に入れるの。だって言葉は心で感じたことから出てくるんだから”と伝えたのですが、まだ英語を学校のお勉強としか捕らえられていなかった彼の顔は ”は?何いってんの??”という感じでした。


でも、この絵本を、二人でソファに座ってゆったりと読みつつ、”私もね、娘達への愛は、絶対消えないって思うし、私の大好きだった先生の愛もいつだってここにあるって、本気で思えるんだ。”などとお話をしつつ、”どう?心に入った?”と聞いてみました。その男の子が、私の目を見ながら、”はい。。。何か、きました。。。”と、ゆっくりと答えてくれたのを今でも覚えています。


絵本って、本当にすごい力があるんですね。。。




(心に響くとか、おもしろいとかだけじゃなくて、学習的にもやっぱりすごいです。
No matter whatという言葉、学校では習って知ってたけど、しゃべったり書いたりするときには
ちっとも使いこなせていませんでしたが、こんな本の中で何度も読むと、す~~っと入って自然にいつか使いこなせてたりするんです。No matter how... No matter who...ぜ~んぶ自然に使えるようになりました^^)


それから2年、絵本を交えて多読を始めた、”英語だいっきらい!!憎い!!”とまで言っていたその高校生は、今では名探偵コナンの英語漫画も声を出して笑って読みながら、大学受験に挑もうとしております^^。




どんなに絵本が苦手というい人も、もしかして、ひょっとしたら、まだ素敵な絵本にであっていないだけかもしれません。なにか一冊でも”いいな”って思える絵本に出会ってもらえたらって思います。だから、いつも、素敵な多読仲間の先生達と、”こんな素敵なののあるよ。” ”これおもしろいのよ~~!どう?”って、お互いにシェアしあっています。


もちろん、おしつけであってはいけませんよね。それでもあきらめずに、絵本の素晴らしさを伝えて行きたいと思っています。


(Writer April)




















6 comments:

  1. Aprilさん!これまた素敵な多読貧乏へのお誘い・・・。

    この絵本、タイトルは聞いたことがありましたが、読んだことはまだないのです。
    まずは学校にリクエストしてみようっと。

    私のお薦めは・・・たくさんあるけれど、かの有名なThe Giving Treeかなあ。裏表紙に作者Silversteinの顔写真がでかでかと載っているのがけっこう不評ですが。
    これは、読む人の成長に従って味わい方が違ってくる、一生物の絵本だと思います。翻訳もされているけれど、私は多読でこの絵本に出会いました。

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    1. The Giving Tree は私も大好きで、
      英語版は何冊か買ったし、
      歌のCDも持っています。
      でも、
      この絵本を楽しく読めないという人も沢山います。
      結末に納得が行かないそうです。

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    2. 歌??CDがあるんですか!それは知りませんでした。

      楽しく読めない人は、またいつか読み返して欲しいですね。
      まあ、だめなままでもいいんです。
      好きな本は人それぞれですしね。
      そこがまた面白い、ということで。:)

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    3. The Giving Tree の作者 Shel Silverstein は、
      もともとソングライターで、
      ギターも弾きます。

      歌っているのは別の人ですが、
      ここで少しだけ試聴できます。

      http://www.kazaa.com/#!/Various-Artists/Twistable,-Turnable-Man:-A-Musical-Tribute-To-The-Songs-of-Shel-Silverstein/The-Giving-Tree

      好みが違う人たちのことも、
      気長に考えていきましょう。

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    4. 本当にそう思いますよ^^。十人十色。好みはそれぞれ。
      みんな違っててあたりまえですよね。

      だからこそ、ポケットをいっぱい持ってみんなで情報をシェアしあっていきたいですよね。


      ”こういう好みの人にはどんなのあるかな?”

      ”え、これだめ?じゃ、これは?”

      と、わいわいやりながら
      楽しく旅を続けられたらいいですね^^。

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  2. Mamazonさん

    本当にすばらしい作品ですよ。絵も、文章もとてもあたたかくてやさしい。
    読んでる人まで包み込んでくれるような作品です。私の宝物なの^^。

    ああ、私もThe Giving Tree、まだ読んでません。
    Mamazonさんがそんな風におっしゃるならぜひ読んでみたいです^^。

    珠玉の一冊は、素敵で強力な多読貧乏へのお誘いになるみたいですね^^!

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