TAB 多読 -tadoku and beyond!-  

いっぱい読んでたっぷり聞けば、英語はかって出てきます!

  

2012/03/15

教員研修にいかがでしょう?


こちらでは、初めての投稿になります、MrsMaloneです。どうぞよろしく!
私は英語を専門にやってきたわけではありませんが、
縁あって、都内の私立高校にて多読の講座を担当させてもらっています。
その関係で、小学校から大学まで、様々な職場で働いていらっしゃる、
英語の先生とお話させてもらうことがあるのですが、その様子を見ると素人ながら、
「こんなんでいいのだろうか?」と疑問に思うことが多いのです。

その一端をお話しますと...

最近は教師の「研修」というのが頻繁にあるようですが、
その内容は一般の人には知られていませんよね。

知り合いの高校の先生も言ってましたが結構「悲惨」なようです。

例えば。。。

英語教師の研修に、知り合いのパートナーである英語ネイティブの先生が行ってレクチャー。

レクチャー後、感想を書いてほしいと紙を配ったら、
先生同士で何やら話し合いが始まり、
"I'm sorry. I didn't understand what you said, so I can't write anything." といったことを、

ほとんどの先生が判を押したかのように書いていたそうです。

とか、

東京のとある町で、小学校英語活動まとめ報告会があったので、参加してきました。

その公開授業を見ていて、参観している私のほうが恥ずかしくなってしまいました。
冷めた表情の生徒といっしょに、お買いものごっことか、
生徒を引き付けようと、先生は必死なオーバーアクション。
中でも仰天だったのが、その後に行われた講演会です。


演者の先生は、英語教育といえば誰もが知っている大学のお偉い方で、

小学校英語活動を促進されている方のようでしたが、
その方のイギリス留学思い出話を聞いて、あきれて私は退場してしまいました。

「僕は魚釣りがすきなので、イギリスにいたとき、釣りに行ってみたんです。

ちょうど現地の人がいたので、”ここは釣れますか?”って話しかけたかったんだけれど、
rodとかlineといった日常に使う表現を知らなかったので、おしゃべりができなかったんですよ。
だからみなさんには、コミュニケーションに役立つ英語を学んでもらいたいのです。」

は?

コミュニケーションがとりたいのですよね?それも目の前の人と??
でも、魚釣りの話に必要な単語が出てこなかったと。
えっと、そんなことは、英語を使うようになると日常茶飯事ですよね?
だったら、身振りでも手振りなんでも使えるものを使って、思いを伝えればよくないですか?
単語を知っているかどうかじゃなくて、コミュニケーション能力の問題のような・・・


日本で「英語教育」を仕切っている人がこういう始末なのです、残念なことに。
100人を超える聴衆の先生方は、みな、真剣にこの話に耳を傾けていらっしゃいましたが、
目の前のイギリス人と一言も会話ができない教授さまが、
現場の先生に「コミュニケーション」について語る? おかしいでしょう。。。
・・・・・

と、限りなく書きたいことはあるのですが、また次回ということにして、
今日の提案は上の動画です。

英語を教えているけれど、この動画を見て議論ということができない先生も多いでしょう。

(私も、ついていけない部分はたくさんあります。けれど、肝心なところはつかめますので、
話し合いならいくらでもできそうです。)
大学や教育委員会主催の「研修」や「授業研究」なんてことはおいといて、

まずは「楽しみ」ながらこんな題材を見て、あれやこれや考えてみるのはいかがでしょうか?

多読・多聴ってことを知ったらもっと楽しみは増えますよ。この先は、また次で。

(Writer: MrsMalone)

10 comments:

  1. What a speech! Thanks for sharing this.
    いや、これを教員研修に使えるかどうかは別にして・・・。
    教員研修に使うと、中身について話し合うのではなく、transcribeする研修になるでしょう~。あはは。
    公教育は創造性を摘み取る、日本だけかと思っていましたが、そうではない、と知って安心したようなこわいような。

    自分たちが何をゴールとして生徒に示しているのかを日々確認することの大切さを思います。
    教師は金太郎飴をつくるのではない、ということ。

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  2. Ms. Malone, ごぶさたしてしまってすみません。
    Kippaです。

    投稿、うんうん頷いて読みました。

    小学校英語活動の支援に今年度入ったのですが、現場の先生の苦労はこのうえないです。
    現場の先生同士が、ご自身の失敗を振り返り、どうしたらよいか、話し合ってより良くする工夫を話し合える場があるといいだろうに、と手伝っていて思いました。

    英語ノートの執筆に関わった大学の先生のお話しを聞いたことありますが、机上の空論を聞いているような虚しさを感じました。
    英語の授業の必要性や位置づけを理解するためには良いお話かもしれませんが、もう机上の空論を聞いて満足している段階ではありません。
     もっと、現場の苦労に即した教員研修をしてあげないと、現場の先生は大変ですし、なんといっても、生徒達がかわいそう・・・
     中学に入る前に英語嫌いになっちゃうんじゃ、元も子もないですから。

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  3. Mamazonさん、こんにちは!
    今回の記事は、TEDの紹介もかねて、ですね。ビジネスで英語が必要、といった方にはTEDってけっこう知られているように思うんですが、英語の先生には知られていないようなので。
    ネットの広がりによって、これまでには考えられなかった授業方法が可能になってきたのでね、世界中でこれからの教育はどうあるべきかって、模索が始まっている印象うけますよ。ワクワクです^^

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  4. kippaさん、久しぶり!
    また暖かくなったら、会いましょうね、そして語りつくしましょう!!

    もしかして、同じ先生の話をきいたのかな?ふふふ 同じ話を聞くのなら、やっぱり現場を経験して、苦労してきた人の話を聞きたいなって思いました。英語が嫌いになってしまう、というのは、数字としでも出てきているという話を読んだことがあるので、中学ではじめて英語を学んだ生徒のほうが、中3の時には伸びているという、そういうことも記事にしていきますね。kippaさんにも、ヘルプお願いしますので、どうぞ、よろしく(^O^)/

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  5. 最初の記事に相応しいプレゼンですね。僕もこのプレゼンは大好きで何度も何度も繰り返し聞きました。英語を教える側は、つい何かを「教えよう教えよう」という発想で授業を構築しがちだと思います。以前の私もそうでした。でも言語学習、というか「学び」という観点から言えば、「環境」の役割は相当大きいように思います。子どもが自分で学べる環境についてもっと考えてみてはどうだろう、という意味で。今までに見たこともないような人が、考えたこともないようなテーマについて、熱く世界へメッセージを送っているTED。先日中3生に11歳の女の子がするプレゼンを見せましたが、釘付けでした。子どもに何か感じて欲しいと思ったら、その前に、指導する側が大いに感動していなければいけない。授業以外のネタで笑いをとり、生徒と盛り上がるのではなく、是非英語教師/講師なら、英語で子どもと喜びをシェアし、面白さを伝え続けたい、と思います。

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  6. MrsMalone様

    ステキなエントリーありがとうございます。こちらのブログもRSSに登録させていただきました。このTEDのスピーチ、内容もさることながら、英語的なジョークのタイミングや間(前半は、ゆるゆる、笑いを少しずつとりつつ、爆笑!で、最後は畳み掛けるようにシリアスな話でしめる)など、「生素材」ならではの力を感じました。

    プレゼンの内容については、自分のブログでも以前に紹介したのですが、文藝春秋2011年12月号にあった歌舞伎役者の故中村富十郎さんの言葉とシンクロしました。以下、おおまかな内容です。

    「世阿弥の「風姿花伝」にあるように、子どもは厳しくしすぎると小さく固まってしまうと。(中略)その歳にできる精一杯のことができればいいんだ」(中略)教えれば、いくらでもできるようにはなるんです。だけど、それは急に引っ張られて伸びちゃっただけなんですね。自分の力ではない。大切なのは感じること、そして豊かな心を育てること。豊かな心が備わっていれば、あとは自分の心で勉強していくのだ(中略)自分主導でうごけるようになったときに学べば、それがほんとうの力になるんですね。(pp353)


    これからもこちらのブログ、楽しみにしております。

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  7. CHABOさん
    いろいろ迷ったとき、TEDを見ては、こういう見方があったのかと気づかされることが度々あります。こうした動画を生徒と一緒に見て、語りあう環境があるって、すばらしいですね。一辺倒なワークブックに頼るのではなく、アンテナを広げ、生徒の好奇心をくすぐる題材を見つける、そんなこともどんどんやっていきたいです。

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  8. orihimeさん
    今、久しぶりに実家に帰っているのですが、新しくなった駅前ビルに、大手塾がこれでもか!というほど入っていて、世も末か。。。と心配になってきました。このあたりは文教地区なんて呼ばれているんですけど、いったいどこが?! 大きなお金をかけて、子どもを伸びきったゴムひもみたいにしてしまっているとしたら、そんな悲しいことはないですよね。
    始まったばかりのブログです。多読指導につながりを中心に、それぞれのブログに散らばっていた知恵を集め、意見交換し、それをまた現場、教室へ持ち帰ってもらえたら、そんなことを考えて立ち上げたものですので、これからもよろしくお願いします!

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    1. 伸びきったゴムひも!私が教師になってすぐの頃、地元大学附属中学からやってきた子供達の多くを見て持った印象と同じだ~!
      大体、幼稚園からずーっとそこに通っていた子たち。ちっちゃいときからMaxに引っ張られてやらされてきて、もうとてもいけません、という印象を受けました。もちろん、その中には脳みそのできが違うのね~という子達もいるので、親は「うちの子もひょっとして?」と思ってお受験させていたのでしょうね。

      子供の頃はのんびり過ごさせてあげて、大人になっても伸びしろのある人間に育ててあげたいですよね。
      そこで外国語ができたら、そんな楽しいことないな~。

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  9. みなさん、コメントありがとうございます。このブログの主催者の一人、TSJです。現役の高校教員ですが、さんざん研修を「受けさせられ」ています。でも、本当の研修って、こういうところで、いろんな人と話したり、後は何より、生身の生徒を見て、感じて、自分で考えることでしょうね。

    今は現場の教員が、ほんとうにロボットのようにさせられています。さらに、自分がロボットのように何か作業マニュアルに従って作業しているだけってことに気づいてない人が多い。

    ほんと、恐ろしいです。

    そんな状況をなんとかしたくて、このブログつくってます。

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